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autolink LL/W24-P07 カード名:水着のことり カテゴリ:キャラクター 色:赤 レベル:2 コスト:2 トリガー:1 パワー:8500 ソウル:2 特徴:《音楽》?・《水着》? 【起】[あなたの《音楽》のキャラを1枚レストする]そのターン中、このカードのパワーを+1000。 二人はどうするの? レアリティ:PR illust.- 初出:電撃G sマガジン2012年08月号 2013年度6月ショップ大会参加賞 異タイトルとして収録の同名異能力キャラはジン以来2例目。 単純にミスだと思うが、実際のカードは作品ロゴが印刷されない。ほぼ同期に配布された同タイトルのPRカードメイド服の海未も同様。 ・同名カード 番号 カード名 レベル/コスト スペック 色 収録パック DC/W01-E06DC/WE08-33 水着のことり 2/2 8500/2/1 緑 D.C. D.C.Ⅱ(エクストラパック)D.C. D.C.Ⅱ プラスコミュニケーション(エクストラブースター)
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第四十八話 捕らわれの貧乏神 エヴァ「皆、王をお守りするんだ!」 皆「了解!」 SD?「グォォォォ!」 アーサー王「スペリオルドラゴン! どうしたのですか!」 SD?「グォォォォ!」 アーサー王「くっ…姫は城の中へ!」 アリス姫「は、はい!」 しかしそこへスペリオルドラゴンの尻尾がアーサー王達の足場を破壊する。 アリス姫「きゃああ!」 たから「大s、アリス姫!」 エヴァ「我ら円卓の騎士、王と姫をお守りします! パンサーブリザードV2!」 スペリオルドラゴンはその攻撃を前脚で軽々と払いのけた。 杏子「まだだ! サンシャインストーム!」 杏子の自慢の新技も、しかし神とすら言われる龍の前では無力だった。 魔王ゼロ「…」 スペリオルドラゴンが円卓の騎士の攻撃を防ぐ中、ゼロは右手から黒いボールを発射する。 それは城に逃げ込もうとするアリス姫へと向けられていた。 しゃも「アリス姫、危ないの!」 アリス姫「!?」 しゃもは大阪を突き飛ばし、身代わりとなった。 ボールはしゃもにぶつかると、まるでシャボン玉のようにふくらみ、内部に彼女を封じ込める。 黒いシャボン玉はそのままふわふわと舞い上がり、スペリオルドラゴンの前脚に納められた。 真紅「しゃも! くそっ、逃がすか!」 だが時すでに遅し。 スペリオルドラゴンは攻撃が届かない程上空に舞い上がっていた。 魔王ゼロ「イレギュラーだが、仕方ない…この娘を助けて欲しくば、嘆きの洞窟へと来い」 そう言い残すと、魔王ゼロは雷雲とスペリオルドラゴンと共にその場から飛び去って行った。 アリス姫「しゃ、しゃもちゃん…」 アーサー王「ではこれより、円卓会議を始めます」 円卓のある部屋で、王を中心に騎士達が集結していた。 これこそかの有名な円卓の騎士の名の由来である。 アーサー王「そもそもスペリオルドラゴンは賢者の知恵を持ち、我々きゃめロットの守護龍です。人々に危害を加えるような存在ではありません」 エヴァ「ではなぜあのように暴れたのでしょうか」 アーサー王「それは分かりません。が、あの魔王ゼロと名乗る黒い鎧の者が何かしら関わっているのは間違いないでしょう」 カズキ「彼に操られているのかも知れませんね」 アーサー王「…ここでそれを議論してもしかたありません。真実を知り、しゃもさんを取り返すためにも、スペリオルドラゴンが指定した嘆きの洞窟へと向かいましょう」 まとい「はい!」 アーサー王「もし、スペリオルドラゴンが脅威となりこの世界に害を及ぼすというのなら…私は、聖剣グラン・センチュリオにて寄って斬ります」 八重(…あれ、アーサー王ってエクスカリバーじゃなかったですか?) ネロ(だよねぇ。でも今更…ねぇ?) アーサー王「カロメさん」 カロメ「はいっ」 たから「あら、カロメさん」 カロメが鞘に納められた大剣を持って、円卓の場に現れた。 カロメ「私はアーサー王により聖剣を預けられた精霊の役割なんですよっ。さぁ王様、これでしゃもさんを救い出しましょうっ!」 アーサー王「ええ、勿論です。では、出発しましょう皆さん」 アリス姫「お待ちください~、おかーさま!」扉バーン アーサー王「愛娘。どうしたのですか?」 アリス姫「うちもお供しますえ~」 たから「それは危険よ、大s、いえそれは危険です、アリス姫!」 大阪(あの絵本には、アリス姫も一緒に行くと書いてあったんやえ~?) たから(何ですって…?) 大阪(だからうちはこの世界でアリス姫を演じきらないとあかんのや。ごめんな、おかーさん) たから(大阪さん…) アリス姫「おかーさま。彼女はうちの身代わりとなって連れ去られたんや。だから、うちもお供させてくださいまし」 アーサー王「姫…分かりました。あなたの意志を尊重しましょう。ついてきてください」 アリス姫「はい!」 目的地へは馬車で行くことになった。 城の入口にはすでに馬車が用意されており、そこでは意外な人物が待っていた。 斗貴子さん「遅いぞ、君達」 カズキ「な、斗貴子さん!?」 斗貴子さん「全く。何で私が御者でキミが騎士なのかね」 カズキ「いや俺に言われても困るよ」 メロン「うnうn分かるよー」 斗貴子さん「キミに言われたくもないがな」 カロメ「斗貴子さん頑張ってっ!」 斗貴子さん「まぁ、適度にな」 アーサー王「さぁ、出発しますよ」 皆「はい!」 しゃもは鳥籠の中に閉じ込められ、眠るスペリオルドラゴンの隣に置かれていた。 その光景を、エルドラドは見ていた。 トシアキ議長「天之狭霧神紗蒙…これだけ調べても、全く正体が掴めないとは…」 としあき議員1「誰かが彼女に繋がるタイムルートをブロックして、正体を隠ぺいしているとしか思えません」 トシアキ議長「誰が? 何のために?」 としあき議員1「…わかりません」 トシアキ議長「…だが彼女の存在がレスラー達を大きく変えている事は確かだ。彼女の正体はレスラーの誰かに関する人物か。それとも…」 しゃも「…ねぇ、スペリオルドラゴン。あなたは本当は良いドラゴンみたいなの。アーサー王の友達だからなの」 デビルスペリオル「ウォォォォ!」 しゃも「フフフ…脅かしたって無駄なのよ。あなたはまだ完全に悪の波動に乗っ取られた訳じゃないの…目を見れば分かるの」 デビルスペリオル「グォォォォォ!」 しゃも「大丈夫なの。絵本の通りならば、すぐに皆が来てくれるはず…なの」 洞窟へ行くには大きな山を登らなければならなかった。 馬を止め、岩山を登って行くアーサー王と円卓の騎士たち。 照りつける太陽とその鎧の重みが、彼女達にのしかかる。 アリス姫「ふぅ…」 カズキ「つ、疲れた…」 超太郎「足が痛ぇ…」 椛「この位獣の谷に比べたら全然楽しょ」グ~ ネロ「やーい、椛の腹ペコ女~」 椛「うわぁん! よりによってネロさんに言われたぁ!」 まとい「私は喉が渇きました…」 夕映「私もです…ちょうどカロリーメイトを食べた後ぐらいな感じの」 カロメ「もうっ、夕映さんったらなんてこというんですかっ!」 エヴァ「お前は元気だな、カロメ…突っ込む気にもなれんぞ」 杏子「皆、今こうしてる間にもしゃもさんはピンチかも知れないんだ。泣き言を言っていないでガンばろう!」 エヴァ「うむ。頑張ろうではないか」 皆「おー!」 たから(…二人共、私よりずっとリーダーっぽいわね) 彼女達は再び進む。 進むにつれてその険しさはより一層大きくなっていく。 アリス姫「きゃっ!」 岩山を登り切ろうかといった所の距離で、大阪は躓いた。 動きにくいドレスを身に着けていたので、かなり歩き辛かったのだろう。今まで頑張ってきた方である。 たから「危ない!」 すぐさまたからが下に回り、彼女を抱きかかえる。 たから「大丈夫ですか、姫?」 アリス姫「あ、ありがとうおk…冴木さん」 たから「無理はダメですよ」 アリス姫「でも…しゃもちゃんを早く助けに行かなあかん!」 たから「…それはあなたのせいではないのですよ。彼女は騎士…いいえ、仲間だからあなたを助けた。姫だって、同じ立場ならどうしてましたか?」 アリス姫「助けた…と思う」 たから「でしょう? ですから、ここで焦って怪我してしまってはむしろしゃもさんに悪いと思います。そうだ、どうせならこのままおぶっていきましょう」 アリス姫「わ、わわ! そんなおk…冴木さんええよ!」 たから(良いのよ。大阪さんなら全然辛くないから) 大阪(おかーさん…ありがとな…) アーサー王「……」 やがて岩山を登り切ったレスラーズだったが、その進行を阻むかのように炎の壁が出現する。 エヴァ「冴木殿!」 たから「ええ。アリス姫、少し離れてて下さい」 アリス姫「う、うん」 エヴァ&たから「ダブルブリザードG2!」 二人の凍気が炎の壁を凍らせた…かと思うと、すぐさま後ろからやって来た炎によって氷は解かされてしまう。 アーサー王「ここは私がいきましょう」 アーサー王がグラン・センチュリオを振るうと、海が割れる様に炎が割れ、道が出来た。 アーサー王「皆さん、急いで!」 アーサー王に続き、円卓の騎士達は走り出す。 炎は再び活動を始め、どんどん迫って来ていた。 ネロ「うわっ、あちち!」 たから「エターナルブリザードV2!」 背の低いネロが火の粉にやられそうになった時、たからは凍気を放ってそれを一時的に鎮火させると、彼女を守る様に火とネロの間に割って入った。 たから「大丈夫かしら?」 ネロ「うん! ありがと、たから」 アーサー王「…」 たからはネロを連れてその場を脱出した。 王と円卓の騎士のしゃもを救う旅は続く。 (続く)
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【9月12日】 放課後。 ──────銀成学園。演劇部一同がよく使う教室で────── 「んふふ。そうじゃあ~ もっともっとわしを撫でるのじゃあー」 まるで夢見心地でうっとりする少女の頭を、まひろが楽しそうに撫でていた。 「おうおう。そこじゃ、そこじゃあ。んー」 いやにカビ臭い口調の少女は、ひどく戯画的な眼差しである。三本線にくしゃついた瞳が今にも蕩けそうにずり下がっている。 恐ろしく小さな体にややぶかぶかなゴシック系の制服をまとうポニーテールの少女。 外見年齢およそ7歳程度の彼女こそ、現在の銀成学園理事長なのである。 話によれば前理事長の孫であり社会勉強を兼ねて就任したという彼女、どういう訳かよく演劇部に出入りしている。 とはいえ部員一同はあまり恐縮した様子もない。お菓子など与え適当にあしらいつつ、マイペースに練習をしている。 この日も彼らは稽古に余念がない。例の「ざんねんだったね」を合唱したり筋トレに励んだり台本を読み込んだりだ。 そんな喧騒と熱意に満ちた教室の一角で、まひろと理事長はじゃれている。 「理事長さんってフェレットみたいだよね。かんざしのマスコットもそうだし」 そういいながらまひろは理事長のかんざしを物珍しそうに弄んだ。後ろ髪の付け根に差されたそれは愛らしいフェレットと マンゴーのオブジェをぶら下げている。彼らは理事長が明るく楽しく叫ぶたび、夢の国の住民がごとくくるくる踊るのだ。 「ふぇれっとは可愛いからのう。まあ腐れ縁の連れ合いが選んだ理由は碌なもんじゃないが……」 それはともかく、と理事長はまひろの腰にがしりと抱きついた。 「今度はだっこじゃ、だっこしてくれじゃ! だっこして、且つ! 撫で撫で!」 身長は恐らく130cmもないだろう。そんな小さな子供が目をきらきらさせながら見上げてくるからたまらない。魚心あれば なんとやら。ただでさえスキンシップが大好きなまひろ、目下大いに理事長がお気に入りだ。。 「きゃー!! ひとたび黄色い声を上げればもうすごい。頬ずりはするわお姫様だっこはするはペタペタペタペタ体中を撫でまわすわの 大騒ぎである。 「ちーちん! さーちゃん! やっぱり理事長さんってすごく可愛いよ! 一緒に撫で撫でしようよ撫で撫で!」 可愛い子犬を見つけたという調子である。平素生命の息吹に満ちたあどけない瞳がより一層明るく輝いている。 友人たちは、呆れた。 「いや……そうはいうけどまっぴー。そのコ理事長さん。銀成学園で一番偉い人だよ」 「ちょっとは手加減してあげなさい。ケガしたら可哀相」 「えー、でも理事長さん可愛いし……」 「ええよええよ。好き放題愛でるのじゃー。わしは可愛がられるのが大好きなのじゃー」 ころころと理事長は喉を鳴らし、ひどくご満悦という様子だ。Vの字を描くまひろの両腕に抱きかかえられたまま、とても とても幸せそうに目を細めている。 「ね、ね。理事長さんも演劇部入ろうよ!」 表情がわずかに曇った。 「うーむ……演劇か。しかしわしは世阿弥観阿弥が催すがごとき煌びやかな舞台には甚だ不向きじゃぞ。もっとこう柿色の 裙(くん)穿き謀略偸盗(ちゅうとう)渦巻く裏舞台をば跋扈しとる方が性分にあっとるような」 「くん? ちゅうとう?」 突如出てきた耳慣れぬ単語に一瞬あごに手を当て考えかけたまひろだが、由来彼女がその程度で止まる道理もない。 「大丈夫!」 「なにがよ」 醒めた目で呻く千里と「いっても無駄だよちーちん」と額に手を当て嘆息中の沙織を無視し、まひろは叫ぶ。ぱんと手を打ち 大音声で呼びかける。 「理事長さんは可愛いから大丈夫!!」 「可愛い可愛いというが本当かのう? その、じゃな。実はわしの鼻はすこぶる低い……情けないほど低いのじゃ。だから まあ、わしはの。鏡見てもわが顔が可愛いとはあまり思えんというか……うぅ、その。低くてぴんくが差した変な鼻がすごく すごく嫌なのじゃ…………」 それまで明るかった理事長の瞳が俄かに潤んだ。鼻を両手で覆い隠したまま頬を赤らめおどおどとまひろを見上げる辺り よほど低い鼻にコンプレックスを抱いているようだ。 「ヌシが普通だと思うても、わしは低い鼻が嫌なのじゃ。まして、まして、衆目犇(ひしめ)く演劇場で舞台に登るなど。あ、ああ。 考えるだけで靦汗(てんかん)の至り……うぅ。恥ずかしい。いやじゃいやじゃ。きっと、ひっく。みなわしの低い鼻を笑うのじゃ」 「そうかな? 普通だと思うけど」 「ひあっ!?」 理事長の細い体がびくりと跳ねた。千里と沙織の顔面が蒼白になった。まひろ! 彼女の指が低い鼻をつまみ、弄び始めて いるではないか。いつの間にやら理事長の手が、剥がされてもいる。 「ほら。ちゃんと掴めるよ?」 「や、やめ……! ぎゅっとつまむでな……ここここれ以上つぶれたらどうす……あっ!」 白い指が柔らかな丘陵を揉みつぶすたび、まひろの胸の中で幼い肢体がぶるぶると震えた。軟骨をしなやかな指が圧迫する と必ず絹を裂くような叫びが小さな喉の奥から迸り、悶える。澄んだ大きな瞳には甘い靄さえかかり、艶めかしく潤んでいた。 身をよじりもじもじと太ももをすり合わせるが、その動きはひどく弱々しい。まひろの腕から抜け出せないのは、彼女の力が 強いという訳ではなく、理事長自身の脱力のせいであろう。 「ごご後生じゃ、後生じ……んっ!! やめ、やめぇ、そんな強く引っ張……痛い……はぁ、はぁ、んんん……、あっ! あっあっ、 やめ、やめて……やっ、いや、いやあああっ、声、声っ、恥ずかしいぃ………」 泣きそうな顔で理事長は首を左右に振る。しかしまひろは無邪気な物で、あくまで好奇心の赴くまま低い鼻をいじり続ける。 やがて理事長の声はとぎれとぎれになり、激しい吐息ばかりが教室に響いた。成り行きを見守る部員たちの顔は徐々に 深刻さを増していく。「背徳的な雰囲気だがいいのか」。みな、唖然とするばかりであった。 「斗貴子さん。自分がいかがわしい小説描いてた癖に他の人に描くなって命令する人ってどう思う? オレ? んー。まあその 人にもいろいろ事情があるとは思うけど、でもさ、ちゃんと説明しないと「お前はどうなんだ」って反発されて大変じゃないかな。 ほら、岡倉なんかそういう本が大好きでしょ? 実は大浜もちょっと危ないシュミの本集めてるし」 「知るか! ああもう何の話だ! それから声真似はやめ……待てェ! エロスはともかく大浜真史まで!?」 「…………戻ってきたのはいいが、少々妙なコトになっているようだぞ津村」 六舛、斗貴子、秋水。 教室に入ってきた3名もまた、硬直した。 「武藤まひろ! おーのーれは!! なにをしでかしておるんじゃ! え!! このわしが何者かと知った上での狼藉か!」 数分後。教室の中央には魔王のごとき三白眼で腕組みする理事長がいた。 「ごめん……」 「御免で済むなら撃柝(げきたく)の衛士はいらんわ!」 うなだれるまひろの前で踏み鳴るは理事長の細い足。相当の怒りが見受けられたが演劇部員たちにさほどの動揺はない。 駄々っ子を見るようなほのぼのとした目線が理事長に集中している。 「ご、ごめん。でも「げきたく」ってなぁに?」 「あ、それは夜警とかに使う拍子木でつまり撃柝の衛士とは”ぽりすめん”みたいなアレじゃ」 「なるほど」 「って違うじゃろ!! わしのすべきは説明でなく説教! ええと、ええと、よ、ようもわしを弄んでくれたな! おとめのじゅ んじょう、どーしてくれる! 刺激されたぞあれが、ええと! こんぷり、こんぷりけ、ああいや、ええと。ええと……」 「コンプレックス」 しどろもどろの理事長を見かねたのか。それまで窓際でぬっくと腕組みしていた斗貴子がぼそりと呟いた。 「お? おおお……」 発進元にぶんと向き直った理事長、しばし目線を虚空に彷徨わせ「こんぷれっくす、こんぷれっくすなのじゃな成程成程」 とぶつぶつひとりごちていたが、それもつかの間。まひろや千里たちや秋水、他の演劇部員たちの「本当は知らないんじゃ……」 という疑惑のマナザシに気付くや否や慌てた様子で背筋を伸ばした。伸ばす、というより大至急立て直すという形容こそふさわ しい勢いで、痛烈なバネの跳ね上がりさえ想起させた。彼女はそれの赴くまま薄い胸を反らし、腰に両手を当てた。仁王立 ち。うっすらと汗の光る得意顔はいかにも知ったかぶりという表情だった。 「う、うん。知っとるよ。知っとるよ? こんぷれっくすじゃな。あのでっかくてギザギザしとる奴じゃろ。な? な?」」 「ぜんぜん違う!」 「ち、違わんよ。わしの在所じゃでっかくてギザギザしとるもん」 「いいか。コンプレックスというのは」 「がおらお? がおらお?」 「コンプレックスというのは、自分の身体的特徴に」 「がおらおがおらお!!」 「身体的特徴に劣等感を抱く事を──…」 「ほぐゎー!!!」 「話を聞けぇ!!!」 「ひひっ! 聞くかよー!!」 斗貴子のツッコミを黙殺し、理事長はやや語調を強めた。 「迂闊に話をきけばわしが横文字苦手なのがバレるではないか! ええ!?」 (それを大声でいうのはどうなんだ) 鼻をひりひりと赤く腫らした理事長に秋水は眉をひそめた。が、当人は白状したコトにさえ気づかぬようで。 「とにかく! こここ、こん、こん、こんぷれっしゅ! わしのこんぷれっしゅをいじくり倒すとは失礼にも程があろう!」 (言えてない) (言えてない) (この理事長はとことん横文字が苦手らしい) 演劇部員たちの頬が引き攣り始めたのは、理事長の説教の中に出てくる「コンプレックス」という単語が常に間違いだら けでたどたどしいからである。にも関わらず彼女はこんこんとまひろを説教する。まひろもまひろで「こんぷれっしゅだよね! こんぷれっしゅ刺激しちゃったらダメだよね。ごめんね理事長さん」と全力で間違った謝り方をしているのでますますおかしい。 (このコの方は相変わらずだな) 秋水は嘆息したが、表情に嫌気はない。むしろ好意に溢れているといって良かった。 だがある時、ふとその表情がわずかだが曇った。 (…………君はいま、無理をしていないか?) (目が微かに赤い。もしかして、泣いていたのか?) やがて一同の間にいたく完成度の高い寸劇を見ているような錯覚が満ち始め、それとともに彼らはうつむいた。微妙に 震えているのはついに笑いを堪えられなくなったせいである。 「世が世ならわしは姫君のような立場……待て! いま笑ったな部員ども! わわわわしが姫君で何が悪かろう よじゃ!! それはまあ鼻だって低いし気品なんぞ欠片もないしいつまで経っても稚(いとけな)い髫齔(ちょうしん)の顔立ち じゃし、見知るおなごもことごとくわし以上の器量よし……おい部員ども! 何を笑っておるのじゃ!! わしはこう見えても ヌシらよりずっと年上! あわっ! じゃなくて! なななななんというかっ! 精神の日月(じつげつ)において三歩の長が あると……笑うなあ! ぐす。わしは、わしはなあ、ヌシらよりかなり年上なんじゃあ!!」」 途中から理事長の怒りの矛先は部員たちに向き始めたらしい。彼女はぐずぐずと大きな瞳に涙を湛えながら懸命に まくし立てている。 「理事長はともかくパピヨンはどこ行った? 私達は取り急ぎ用事を済ませたいのだが」 ため息交じりに斗貴子が呟くと、たまたま近くにいた千里が「あ」と声を漏らした。 「今日は監督、ちょっと遅れてくるみたいですよ。なんでも急用だとか」 「ほう。私達にやりたくもない演技の修行をさせておいて自分は遅刻か」 「え! なになに斗貴子さん! 演技の修行したの!? いいなあ修行。私もしたい」 栗毛の少女の双眸がぱあっと輝いた。のみならず豊かな胸の前で拳を揃え、しきりに話をせがみ始めた。 一見、いつものような明るい態度である。 斗貴子はいつものように気押され、六舛や千里たちといった顔なじみもやれやれと相好を崩したが…… (…………) 秋水だけはまひろの目を見据えたきり黙然としている。 □ ◇ □ ◇ □ ◇ □ ◇ □ ◇ □ ◇ □ ◇ □ ◇ □ ◇ □ ◇ □ ◇ □ ◇ □ ◇ 「──と、言う訳だ。私と早坂秋水はその演技の神様の下で一晩修行した」 「そうなんだ。アクションの修行を。斗貴子さんと秋水先輩ならきっと大丈夫だよ。いいお芝居ができると思うよ! ね、 秋水先輩もそう思うでしょ。」 「あ、ああ」 ややぎこちない秋水の口調に、まひろは一瞬微妙な、何か核心を突かれたような不安げな表情をしたが、すぐいつもの ような底抜けに明るい笑みを浮かべた。 「で、その演技の神様ってどんな人!? やっぱりこう、神様だから白いおヒゲを生やした仙人さんみたいな人?」 . 斗貴子と。 秋水と。 六舛は。 「「「……………」」」 まるで示し合せたように黙りこんだ。 「どうしたんですか斗貴子さん。六舛先輩と秋水先輩まで黙りこんで」 「あ、いや。その……」 「やっぱりヒミツだったりする? そっちの方がカッコいいから?」 はしゃぐ沙織に適当に相槌を打ちながら、斗貴子は恐ろしい怖気が立ち上ってくるのを感じていた。 横目を這わせた秋水も同じ気分らしかった。平素超然としている六舛さえ血の気が引いているのが分かった。 (おかしい) おぞましい違和感がある。 (どうして、私はあの演技の神様の顔を──…) ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ (思い出せない?) (一晩付き合った記憶もある。あの人が教えた演技のやり方だって覚えている!) (なのに) 思い出そうとするたび (なのに) 演技の神様の姿が霞んでみえる。頭の中に靄がかかったようだ。声さえ正確に思い出せない。 (ど忘れしたという感じじゃない。妙だ。そもそも彼を紹介したのは六舛孝二。なのに旧知の間柄の彼でさえ) 「知らない、分からない」 そんな顔で斗貴子を見ている。 (私や早坂秋水が忘れるなら分かる。初対面だからな。顔を忘れてしまうのも不思議じゃない。だが、六舛孝二! 演技の 神様と親交のある彼がどうして覚えていない!? 絶対におかしい。異常だ。演技の神様とは朝別れた筈なのに放課後よ うやくここに来たのもおかしいといえばおかしい) (そもそも演技の神様は男だったのか? 女? それさえ分からなくなってきている) 紙のように白い顔で息を呑む。 (朝から今までの記憶が……ない? 何があった? 私達は、何をしていた……?) 若々しく水気のある唇もいまは乾き、ひび割れそうな勢いだ。 (何かがあった筈なんだ。重要で、見逃してはいけない何かが) -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*- 「小札零、という少女を知っているだろうか? 小柄で、おさげ髪で、シルクハットとタキシードの」 「あー。それはっすねえ」 -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*- (そうだ。確か『何かがあった』。別れ際に、何かが) -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*- 演技の神様はひょいと右手を突き出した。 演技の神様の掌には。 いつの間に出したのだろう。 『核鉄』が握られていた。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*- (クソ! どうして思い出せない!? 絶対に何かがあったんだ) -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*- 何が起こっている!? 愕然と固まる戦士2人と一般人1人を「作り物のような笑顔」が一瞥し 「武装錬金!」 叫んだ。 転瞬、稲妻が槍のような武器から放たれ、3人に絡み付き。 森から無数の鳥が飛び立った。 それきり辺りは静かになった。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*- (見逃してしまえばこの街がまた危険に晒されるような重大な何かが……) -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*- 「*****の武装錬金、バ@£‰ドル≒ッ&ー!」 へへ ────を禁ずる。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*- . ──────銀成市某所────── 「やっ! リバっち。あー。青っちの方がいいですかね。へへ。へへへへ」 「…………」 「戦士との遭遇についちゃ大丈夫でさ。俺っちの武装錬金なら遭遇したという事実さえなかったコトにできますからねえ。 ま、厳密にいえば「遭遇した俺っちの風貌風体口調などなど思い出すコトを ”※※※” ですがねー。へへっ。さればこそ俺っちは放胆にも戦士さん方の前で武装錬金発動した訳で」 「…………」 「あーっ! 相変わらずエグいんだからって顔で微笑しつつ溜息した! そんな青っち可愛いっす!! お頭のアホ毛が ぴょろりんって動いたのもキュートっす! ああもうやっぱり青っちは可愛い! 女神!! え? 文字? 文字……? あっ、あああ! ちゃんと書きましたよそりゃあ。俺っちの武装錬金には文字が不可欠すからね! ええ。ええ! そう 意味じゃサブマシンガンで文字書ける青っちとの相性はベリベリグーっす! 最高のパートナーでさあ! 大好きっす!」 「…………」 「照れてる? 照れてる照れてる? 照れてくれてるんすか青っち、俺っちの言葉で! ああ。いいなあ~。何気ない褒め言 葉にはにかんで恥ずかしがってくれる女の子。だからもう青っちは大好きなんすよ。え? 言葉が軽い? 軽いならいくらで も放ちますよこの愛の言葉!! 青っちの心に届け俺っちの愛! え、そうじゃない? 武装錬金の話? ああもうマジメ! のろけたりしない! それが青っち! マイペースかつ倫理的。やっぱ可愛っ……うほほ! いま瞳の色反転させかけまし たね怒りかけましたね! いや怒って俺っちぼこる青っちも好きでさあ! あの息継ぎなしのサブマシンガントークも禍々し くて好きっすよ。でもアレやると後で青っちが落ち込んじまって可哀相なので(でも可哀相な青っちも儚げで大好きっす!)真 面目な話をしやす!」 「戦士さん方、俺っちとブレミュの小札零の関係に気付いたようですねえ」 「これはマズいって訳で」 「もし戦士経由で「俺っちがどういう存在か」ブレミュへの問い合わせがあったとすれば」 「漏れますよ。へへ。俺っちが幹部級だというコトも、幹部級が何を目論んでいるのかというコトも」 「だから防がせて貰いやすよー」 「出会ってしまったのは偶然ですからね。へへ。まさか六っちが戦士と知り合いだとは夢にも」 「でも俺っちが尊敬してやまぬ盟主様はまだ戦うなっていってますからね。ここは一つ、穏便に……」 「脳のあちこち、しばらく機能不全というコトで」 ──────銀成市。以下の理由によりあちこち────── ヴィクトリアは、走っていた。 部活に行くべく学校に向かったら、空を飛ぶパピヨンを見つけた。 だから、追跡をしていた。
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MTL/131 TD 水着の春菜/彩南高校 女性 パートナー お座り春菜/彩南高校 女性 レベル 4 攻撃力 4000 防御力 6000 【どうしたの、結城君?】《リーダー》《妹》 【スパーク】【自】あなたは自分の控え室の《妹》を1枚選び、自分の空いているベンチに置く。 作品 『もっとTo LOVEる -とらぶる-』 5月30日 今日のカードで公開。
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第010話 「5巻表紙のカズキのヤリ持ってない方の腕がヒョロ長くて気持ち悪い。中表紙 じゃ普通なのを思うと頭ん中ザラザラする。あーっ! ザラザラする!」 略して 「レティクルに出会いし銀の星、ルーキーが踏みし銀の土」 「回復次第、残党を再編成するぞ佐藤。浜崎。それまでせいぜい上手くまとめておけ」 薄暗い実験室の片隅。大人がゆうに2~3人は入れそうな巨大なフラスコの中。 逆向はたゆたっていた。顔の修復はゆるやかに進行中。 例の光線の上にパキパキと肉片が乗り、頭蓋骨の復元肯定さながらだ。 「ま、待て。その間にココをかぎつけられたらどうすりゃいい! 戦士が来たら全滅だぞっ!?」 血色の悪いサメのような男が声をありありと震わせた。 さほど広くない部屋に情けない声が響き、逆向の顔が引きつる。 「クズが。そうならないように俺自らが新設してやったんだろうが。いかに桜花の奴がアジトの 所在をハッキングできるといっても、それは過去のデータ。新たなアジトまでは突き止められ るワケがない。いい加減少し考えて喋るコトを覚えたらどうだ? 佐藤」 「ぐ。じゃ、じゃあいま残党狩りにあってる連中はどうすんだ」 「捨て置く。どうせ俺の参集に応じなかったいわば『野良』の連中だ。せいぜい戦士の的にし て時間を稼ぐ。そんなコトも考えられないのか? それからもう一つ」 フラスコを満たす紫色の液体に巨大な気泡がニ、三個ぶわりと浮いた。 「ザ・ブレーメンタウンミュージシャンズの連中も戦士の的にしろ。いいな。俺のライダーマン の右手を真似ていい気になってる盗人野郎はおそらく、部下連中と戦士とのいさかいを避け ようとしているだろう。が、させるな。徹底的に妨害し、否が応でも戦うよう仕向けろ! 互い に衝突(ぶつ)けて消耗させろ! そこを回復した俺と再編成した残党、そして『奴ら』に救出 されたムーンフェイス様とでつく。いいな!」 歯噛みする佐藤の横に、褐色肌と赤刺青の大男が進みでた。 「かしこまりました逆向様。ご心配には及びません。当面はタガが締まるコトでしょう」 「昨日散々クズどもを粛清してやったからな」 物分りの良い回答に逆向は目を細めると、眠りについた。 (次目覚めた時にまだクズがいれば殺してやる。残り少ないL・X・Eだからこそ腐り肉(み)は 徹底的に断たねばならない。断って断って断ち尽くして、バタフライ様の意向に沿う者だけを 残して! 必ずL・X・Eを蘇らせてやる! もう1つの調整体を手に入れ、バタフライ様をも!)) 「お、おい浜崎。逆向の奴に報告しなくいいのか」 浜崎はむっつりと口を結んだ。 「先日、銀成学園裏手の廃工場で早坂秋水たちに倒された調整体か。野良の動向など逆向 様に報告してもお叱りを受けるだけだがな」 「おかしいだろ。バタフライ様しか管理してなかった調整体どもがどうして流出……」 凶悪そうに吊りあがった目を不安そうにきょろきょろさせながら、佐藤は尋ねる。 「滅びかかった組織にはよくあるコト。何者かが持ち出したのだろう」 岩のような表情でまんじりとしない浜崎に、佐藤は怯えの色を隠そうともしない。 「ま、まぁそれもそうだな。分かってる分かってる。怒るなよ。ヘヘ。同期のよしみじゃねェか。 だが俺ァ見たんだ。あの廃工場の地下で」 「独断行動か」 「馬鹿いえや。俺だって命は惜しい。逆向の許可を得て偵察に行ったんだ。そしたら」 と佐藤はサッカーボールぐらいの輪を両手で作った。 「これくらいのホムンクルスの幼体を2ダースぐらい見たんだ。あっただけじゃねェ。俺が見た 限りじゃ他の場所でもかなりの数のホムンクルスが同じ目に」 「ほう。通常ならば5cmもない幼体が。というかあちこち偵察か。お前意外にマメだな」 浜崎の表情は柔らかい物に変わった。佐藤は血色の悪い肌を赤らめた。 「るせェ。褒めんな。つーかおかしかねェか? たぶんブレミュの奴らの仕業だろーがな」 「だろうな。が、なぜ奴らは殺さなかった? 殺すコトそのものが目的ならば、章印を攻撃す ればいいだけだ。『殺さず、敢えて中途半端な幼体の形態に留める』、か。その辺りから能 力を暴けば、逆向様に報告する価値を帯びるが……」 「フ。鐶の奴は順調に『集めて』いるようだな」 サッカボールほどあるホムンクルスの幼体を見ると、総角は認識票に手をかざした。 「出でよ! 弓矢(アーチェリー)の武装錬金、エンゼル御前!!」 高速射出の矢が放たれ、幼体は粉砕された。 「お見事! 鐶どの操る武装錬金はゼロにできないのが欠点ではありますが、されどされ ど斬りつけられた幼体どのはダメージゆえに半日は身動きが取れないのであります! そし て本来フラスコの中以外にて生存は絶・望・的っ! この大きさではもって半日、ゆえにダメー ジから回復する頃には消滅であり、道行く方に悪影響を及ぼさぬコト必定。けれど見つけた 以上、念のために倒されるのがもりもりさんなのであります。なーむー」 木立を縫って砂利に金色の光が注ぐ。あたりは鬱蒼とした林道だ。 そこにいるのは学生服姿の総角と、いつもの格好の小札(シルクハットも修復済み)だ。 「むむっ? というコトは鐶どのは半日ほど前にここへ来られたのでしょーか?」 小札はマシンガンシャッフルを口元から離すと、横の総角に聞いた。 「そうなる。まぁ、基本的に夜から朝にかけて『集める』よう命令してあるしな。ついでにもう 1つ、別の物を取るように命じてある。といっても対象の正体はいってない。表情に出ると 厄介そうだからな。ま、俺の求める武装錬金かどうかは五分五分だが」 「よく分かりませぬが……しかし鐶どのがココに来られたとなると、不肖たちが探す必要はな いのでは?」 「確かに鐶の奴も探しただろうな。『もう1つの調整体』の隠し場所」 「いかに割符を揃えようとも、それを供える隠し場所が分からねば無意味ゆえ、こうして探して おりますが……環どのが探されたのならば他を当たるできではないでしょーかっ」 総角はまっすぐに降ろしてある金髪を払った。ふぁさりと。 「甘いな。表層に見えなくてもそれ以外の場所にあるのが基本だ。割符がそうだっただろう?」 「そうでありました! 割符探しは見えざる場所を当たる苦難の連続! 貴信どの香美どの 鐶どのと不肖と無銘くん、そしてもりもりさんが一丸となり苦難を重ねた冒険譚! 思い出す だけでも懐かしゅう……」 総角は気障ったらしく目をつぶり、小札の騒ぎを聞いた。 (フ。いま世界でお前の声を聞いているのは俺だけだろうな) 変な独占欲を充足している。 (もし俺が最悪の状況に立たされても……まぁ、そうならないよう色々講じておくのが俺だが、 最悪の状況に置かれていても、お前の声さえ聞ければ奮い立てるだろうな。10年前、ブレ ミュを創った時もそうだった) 瓦礫に埋まる建物の中。出口の扉までは5m強。しかし出るコトは叶わない。 動きを封じているのは手だった。全身甲冑そのままの、巨大な手。 落下してきたそれが天井ごと自分の足を潰して動けない。 ただの瓦礫ならば即座に回復し脱出できた。だがその手は武装錬金であり、回復は不能。 様々な激情にもがく総角の耳を叩いたのが、繰り返し彼の名を呼んだのが──小札の声。 (まぁ、思い出に浸るのはほどほどにしてだ) 「苦労して集めた割符とお前のマシンガンシャッフルの特性を応用したら、もう1つの調整体 の隠し場所を探し当てるのも可能だろうさ。これ俺の仮説」 「おお、また昔の口調」 「お前相手でない限り使わない口調」 総角と小札は顔を見合わせると、照れくさそうに笑った。 「確かに不肖の武装錬金ならばそれも可能! でもやる前にトランプ占いをば!」 小札はトランプを勢いよく取り出すと、気合充分でシャッフルし始めた。 「よーし頑張れ小札。クイーンが出ればきっと見つかるぞ」 小札はきぇぇ!と藁束のような髪を揺らしてカードを引き抜いた。それは…… 「Q、すなわちクイーンであります!」 「よっしゃ!」 総角は小札のテンションに合わせるようにガッツポーズを取った。 平素の彼からはかけ離れた挙動である。 「いますぐ隠し場所を発見できましょう!!!」 割符にロッドをかざすと、一瞬緑色に光ってそれから消えた。 「きゅう……」 小札は露骨に肩を落としてしょんぼりした。 「なさそうです」 「根気よくやればいい。そう落ち込むな」 総角は小札のシルクハットを取ると、クセっ毛をくしゃくしゃと撫でた。 「……」 くすぐったそうに小札は目を細めているが、総角に撫でられるのは嬉しいようだ。 「ちなみにマシンガンシャッフルに探索方法を昨日試さなかったのは」 「のは?」 ほんのり赤い顔を上げると、総角もつられてちょっと赤くなった。 「お前の体力回復を待つためだ。例のセーラー服美少女戦士との戦いで少し武装錬金を使 いすぎたからな」 「前々から思ってるけどさ、もりもりの奴、あやちゃんには過保護じゃん」 『ああ全く!! しかし男とはそういう生き物だぞ香美』 「そーいやご主人も昔は私に過保護だった。うん。呼吸が早いだけで獣医連れてったり」 『はーっはっはっは! 確か夏場でしんどかっただけだったな! だが心配だったぞ!』 「ありがと。まーそれはともかくとしてさ、もりもりの奴、さっきまでどこ行ってたのさ?」 『お前のいうさっきは数日前のコトだな! 皆神市への出張はだな、戦力になりそうなホムン クルスを引き入れるためだともりもり氏はいってたぞ!! 仮に仲間にならなくても、僕たち が潜伏できるような武装錬金の使い手ならブレミュで使えるようにしたいとも!!』 「へぇ。で、そいつ来てないけどどーなったの?」 『死んだ!! 上司をなんかスゴい理由で殺したせいで、錬金の戦士に殺された!!』 「うげ、弱い者イジメした感じの奴だけど、殺されてちゃ悪くもいえないし……フクザツ」 『そして結局、僕たちが潜伏できそうな武装錬金の使い手でもなく、振り出しだ!!』 「でも本当にそんな武装錬金あんの? まーどっちでもいいけどさ。で、後ろの奴は?」 『敵ながら天晴れ! ちっとも速度が落ちないな!!』 香美は木々の中を俊敏に飛びながら「ありゃー」と呆れた。 その背後10mほどの箇所では。木々が先ほどからばりばりとスゴい音を立てている。 まるで香美たちを追うように。 (しかし一応、もりもり氏から命じられた撹乱自体はできてるな!!) 「うわ、ちょっと速くなった。スゴい執念じゃん。追いつかれたらマズいかも」 斗貴子は歯軋りした。 彼女が割符の探索をしていると、香美が現われた。 最初は割符を優先し放置に務め……られる斗貴子ではなかった。 見るなりフルスロットルで襲い掛かり、処刑鎌(デスサイズ)を縦横に振りかざした。 が、香美はそれを軽々と避けて逃走。 樹上5mにおける追跡劇が幕を開けた。 4本の可動肢と4本の処刑鎌からなるバルキリースカートで木々をブチ叩き、人智を超えた 速度で飛びすさる斗貴子。 とはいえ香美の速度はそれ以上。 昨日はヴィクトリアを抱えたままで斗貴子の吶喊を避けたほどだ。 『素で跳べばあの戦士が追いつける道理はない!! だが!!』 「そっ、ご主人のいうとおり!」 たんっ! と木の幹を蹴り上げると、豊満な胸がゆったりと揺れた。 (ははは! この感触! 香美をヒットアンドウェー用に教育してよかったと思える瞬間!!) 貴信がアホみたいなコトを考えてる間に、香美は木の枝に手を伸ばした。 「どーりとかそーいうの、執念で結構ひっくりかえるのよねー。だから念の為」 香美の手に触れた木の枝がバシュゥ!と小気味よく消えた。 と同時に、斗貴子めがけて突き出した手から、細かい木片が無数に射出される。 「くっ!」 斗貴子はとっさに2本のバルキリースカートで目を守る。 守りながらも、残り2本で木を叩いて追跡が途切れぬよう務めるが…… 「ざんねん。いー判断だけどさ。前だけに気をとられるのはマズいじゃん」 「!!」 香美は斗貴子の背後にいた。一体どういう方法を用いたのか。 『はーはっは! 僕の武装錬金を使えばこれ位は朝飯前!!』 「あ、よく見たらあたし好みのうなじじゃん。つーワケでちょっと味見」 香美はちろりと舌を出すと、斗貴子の首筋からうなじをゆっくり舐め上げた。 (ははは! この感触! 香美が女のコ好きでよかったと思える瞬間!!) 「ひああっ!?」 斗貴子は瞳孔を見開いて、いやに情けない叫びを上げた。 首筋にザラっとした感覚が走った。それが舌だと気付くと凄まじい怒りが沸いた。 「っの! カ、カズキですら触れたコトのない場所をよくもォォォォォ!!」 「カズキって誰かしんないけどごちそうさま。そしてくらえカラミティエンドォ! てりゃ!」 首すじに食い込んだのは力のない手刀。 破壊力はないが、中空で硬直していた斗貴子を地上に落とすには充分だった。 「ほんとは耳たぶも噛みたかったけど、なんかやばそうだから退散」 『さらばだ!!』 夕方。寄宿舎管理人室。 「今日だけで3回目、か」 「すみません」 「気にしないで。うち2回は私が撒かれちゃったし」 「そーだぞツムリン。むしろよく追いかけた方だって」 御前と桜花は気落ちする斗貴子を笑って諭した。 「しかし、こう行く先々に出てくるとなると困ったな」 防人はため息をついた。 「そうね。戦士・斗貴子ですら追いつけない相手となると、捕獲もできないし」 千歳も同意だ。 「それでなくとも元々手一杯。せめてもう1人ぐらい欲しいところだが……」 戦団はヴィクター討伐の余波で慢性的な人員不足。 手一杯なのはどこも一緒だし、5人もの戦士(正確には桜花は違う)がいるだけ恵まれている。 防人が悩んでいると、突然千歳の携帯電話が鳴った。 彼女はかけてきた者の名をみると、細い眉毛を疑惑に細めた。 「誰からだ?」 「火渡君からだけど……」 実に珍しい。かつては千歳や防人と同じチームだったとはいえ、7年前の惨劇以来、個人的 な親交はほとんどない。。 しかもこの夏、火渡は意見の対立から結果としてではあるが、防人を殺しかけた。 以来、任務上でも顔を会わすコトはない。 そんな彼が何故? 千歳は得体の知れない不安を覚え……やがてそれは現実の物だと知る。 電話に出た彼女は、かすかに色めきたった様子でヘルメスドライブを発現した。 それから何かを探したようだが「見つからない」と電話口に述べ、2、3やり取りをしてから 一座にこう告げた。 「……結果から、いうわね。もうすぐこちらに戦士が1名派遣されるわ」 「なーんだ。そういう連絡ならラッキーじゃねーの?」 「待って御前様」 桜花は千歳の様子がおかしいコトに気付いた。 美しい顔からは血の気が引き、言葉を紡ぐのにも躊躇している。 「結果から……? では、その原因になったコトが?」 「第一、そういう指示は大戦士長の領分だ。なぜ火渡が?」 斗貴子と防人の問いに、千歳は意を決したように言葉を放つ。 秋水は、斗貴子が寄宿舎にいる間だけ部活に出るコトを許可されている。 彼は昼ごろからいつものように、他の部員に稽古をつけていた。 稽古をつけるというのは、相手の動作をつぶさに観察するというコトだ。 ただ打ちのめすのではなく、相手の性質を知った上で対処する。 いわば基本ともいうべき戦い方を徐々に彼は知りつつある。 先日の逆向との戦いでにもそれは出た。 そして稽古を積むたび、以前まであった強さへの停滞感は晴れていく。 部活が終わると、彼は寄宿舎に戻った。 管理人室に入ったのは、千歳が電話の内容を告白した数分後。 だから彼は、なぜ一座が異様な緊張感に包まれているのか理解できなかった。 そんな彼に、千歳はもう1度口を開いて説明した。 「大戦士長が何者かに誘拐されたの。同時にムーンフェイスが脱獄」 その頃、火渡赤馬は怒っていた。 「赤馬」などという放火犯の隠語を名に持つこの男は年中何かに怒ってはいるが、今回ばか りは実に凄まじい。 昔で言う「総髪」を乱雑にアレンジした豊かな髪を後ろで散切りに結わえて、眉は太く、怒ると すぐに犬歯をむき出す所はとても人々の安全を守る戦士に程遠い風情だが、一応は防人と 同じく「戦士長」。戦士を束ねる立場である。 もっとも束ねる戦士というのは、かの根来忍や楯山千歳のように性格や前歴に瑕疵があり、 とても正規の作戦に組み込めない者ばかりである。 いうなれば彼は、厄介な者を力づくで抑える役目を負っている。 彼もそれを、天に賦された自身の圧倒的な能力でしか成せないと自負している。 だからこそ目の前の惨状には、怒りを禁じえない。 顔面が陥没し目玉をどろりと流す戦士の死体。 獣の爪で腹を抉られ、辛うじて皮一枚で上半身と下半身が繋がっている戦士の死体。 腰を万力のような物でぐちゃぐちゃに潰れされて制服に血を滲ます物もあれば、明らかに毒 物を注射されたとみえる疱瘡まみれの紫死体もある。他にも酸鼻を極めたものが5~6体。 総て、照星の護衛につけられた戦士である。 「ハッ! クソッタレどもめ! あの老頭児(ロートル)を過信するからこうなんだよ!!」 けして死んだ者を悼んではいない。 自分たちのいる場所は錬金術という不条理の世界。 生きる不条理も死ぬ不条理も、それは当然のコト。 苛立っているのは、それを踏まえぬ連中の無能の姿勢。 ここは捉えたホムンクルスを収監する施設。 かつては基地内にあったが、火渡にとって因縁深いホムンクルスの脱走により、こちらへ独立。 そしてココにはL・X・Eや『もう1つの調整体』の全容を吐かせるために、ムーンフェイスという 謎めいた月顔の男が収監されていた。 だが彼はなかなか口を割らず、意を決した照星がわざわざ尋問に出向き。 現在に至る。 火渡は、ここに出向く直前の照星と会話をしたが、周りにいた護衛の顔つきをよく覚えている。 安心と油断に緩みきっていた。 どいつもこいつも本来護衛すべき対象の力を信じきり、自分たちの出番などないと最初から 決めてかかっていた。 不条理の世界にいるコトを理解せず、才覚も力量も覚悟もない分際で、重大な任務が果たせ ると思い込んでいた。 火渡が怒る部分はそこだ。 7年前まで彼は自らの才能によって世界を救えると信じていた。 だが結果は違った。世界どころか小さな島の小さな集落すら救えなかった。 火渡の才能を以てすらその結果だというのに、いま死体になっている連中は…… 「火渡様。犬飼と円山が到着しました」 毒島華花という小柄なガスマスクの少女の呼びかけにも答えず、火渡は手から炎を放った。 紅蓮に輝く奔流の目標は──…戦士の死体。 「燃え尽きちまえよてめェら。失敗して勝手にくたばった連中の埋葬なんざ知るかよ!」 「お、おやめ下さい火渡様!!」 毒島は大慌てでガスマスクを操作し、排気筒からガスを炎に吹きかける。 ガスマスクの武装錬金・エアリアル=オペレーター。特性は気体の調合。 彼女はとっさに二酸化炭素を作り、炎の周りに吹きかけた。 「てめェ。何勝手なコトしてんだ。殺すぞ」 「ででで、ですが、戦士の死体は正規の手続きを踏んできちんと埋葬しないと。痕跡から敵 の情報を得られる可能性も、あの、その……」 「ああ?」 サラマンダーのような凶悪な瞳で睨まれ、毒島は声が出なくなった。 その横を不気味な顔の風船の群れがゆるやかに通りすぎ、死体の上で弾けた。 「まぁまぁ戦士長。死体の処理なんて、私の武装錬金を使えばすぐ済むわよ」 中世的な声がするとどうだろう。死体たちは一回りもニ回りも小さくなっていく。 風船爆弾(フローティングマイン)の武装錬金・バブルケイジ。 紫とピンクの半円を組み合わせてできた輪郭に、唇を上に剥いた垂れ目の顔をあしらった やや大きめの風船だ。これが当たったものは1発につき15cm身長を吹き飛ばされる。 「でも死体なんて汚いモノ持つ趣味、私にはないのよねぇ。ゴミ捨てとかトイレ掃除嫌いだし」 艶やかな短髪と三白眼の美人(※男)は円山円(まどか)。 彼はしばらく考え込むと後ろの男に声をかけた。 「というコトで犬飼ちゃん。やっといて頂戴」 「ぐ。何で僕がそーいう下らない作業を!」 こちらはやや端正な顔立ちの長髪青年。名を犬飼倫太郎という。 眼鏡をかけて亜麻色の髪をあちこちではねさせている所はオシャレだが、けして美形に見え ないのは内面の卑屈さや劣等感がにじみ出ている証拠だろう。 「そう騒ぐな。どうせ少し摘んで箱にいれる程度の作業。俺がやろう。たまには人間の臓腑を 見るのも悪くはない」 じゅらり、と肉食動物じみた舌なめずりに、円山・犬飼は驚いた。 「え」 「意外ね。あなたも来てたの?」 「というよりこの異変を戦団に通報したのが彼です」 十文字槍(クロススピアー)の武装錬金・激戦を携えてのっそり出てきたのは戦部厳至。 陣羽織を羽織った野武士のような長髪の大男だ。 「騒ぎを聞いて来てみればこれだ。残念ながら敵はすでに去っていた」 「集まったな」 火渡は一座を見渡すと、くわえ煙草で作戦概要を述べ始めた。
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"水着"の「姫路 瑞希」 読み:"みずぎ"の「ひめじ みずき」 カテゴリー:Chara/女性 作品:バカとテストと召喚獣 属性:光 ATK:1(+3) DEF:4(+2) [自動]このキャラが登場かレベルアップした場合、このキャラを【レスト】にする。 Main 〔【スタンド】から【リバース】にする〕自分のアリーナに バカとテストと召喚獣 の"水着"が3体以上登場している場合、カード2枚を引く。この能力は1ターンに1回だけ発動できる。 吉井君、泳ぐの上手ですね illust: BT-004 R SR 収録:ブースターパック 「OS:バカとテストと召喚獣1.00」
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【名前】赤木しげる(19) 【所属】漫画キャラ 【性別】男 【外見】白髪。細身。 【内面】ギャンブルの天才。チンピラ数人を一瞬でのせる程度の能力。自分らしさを大切にし、それを曲げるくらいなら死を厭わない。 一人称は俺。二人称はあんた、あなた。 【詳細】他人に強要される事を嫌い、ロワ転覆のため対主催に。 初対面の加藤鳴海を挨拶がてら攻撃。共に行動し、パピヨンやこなたを含む対主催達と合流。 その後単独でマーダー・勇次郎にナイフを放って逃げ切り、休憩しつつ鬼推理を展開。 津村斗貴子に殺人犯に間違われ、ラオウと闘った後見逃され、ステルス・ジクマールを口八丁で丸め込み、勇次郎に成長を期待される。 つかさを失いマーダー転向した川田に、同行していたこなたを誤殺される。元マーダー・斗貴子をパピヨンと共に禁止エリアに放り出す。 いち早く主催にたどり着き交渉をし、独特の感性から主催に気に入られる。 他参加者には引かれたりするが、他人と自分の命を差別しない冷静さと表面には表れ難い熱い精神で他の対主催と氷解していく。 ヒナギクと行動するが、事故で高所から転落するヒナギクに手を差し伸べるも力及ばず。 最終決戦においての行動を裏切りと受け取られ、パピヨンに致命傷を負わされる。 かがみに生き残るよう言い、その後現れたかがみらしき人物と会話した後に失血死。 ●関連 泉こなた→対主催として一時期行動を共にする。死の際居合わせる。 柊かがみ→最期に会話した相手。 柊つかさ→「ツンデレ」の意味を聞く。 ジョセフ→対主催として行動を共にする。 桂ヒナギク→対主催として行動を共にする。死の際居合わせ、助けられなかった。 パピヨン→対主催として協力。こなたの安否を尋ねた際に嘘をついたため不仲。 川田→川田がマーダー転向後に攻撃を受ける。 村雨良→同じ対主催。メモリーキューブを壊し大首領を呼び出す。
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PPKK/002 R 水着の空/中学2年生 女性 パートナー 頑張り屋さん空/中学2年生 女性 レベル 2 攻撃力 2500 防御力 6000 【いっ、言わせないでよそんなコト!】《家族》《姉》 【自】〔リング〕このカードが《姉》にサポートされた時、あなたの手札が2枚以下なら、そのアタック中、このカードを+2500/+0。 作品 『パパのいうことを聞きなさい!』 2012年4月24日 今日のカードで公開 関連項目 《姉》 「小鳥遊 空」 『パパのいうことを聞きなさい!』 頑張り屋さん空/中学2年生
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壱 弐 参 極 名前 [水着]狛犬姫・吽 (みずぎ こまいぬひめ うんぎょう) セリフ 壱 「夏は満喫するものなのだそうです」 弐 参 極 解説 獅子に似た想像上の獣で、神社や寺院の入口両脇に一対で守護獣「狛犬」と称され、置かれている。有角、もしくは口を閉じているのが吽形とされ、仁王像などに見られる日本の仏教観が反映されている。 レアリティ 必要法力 攻 防 知 壱 SR 22 3390 2650 2550 弐 3730 2910 2810 参 4100 3210 3090 極 4510 3530 3400 術式名 属性 MAX Lv 効果 専:満喫の時間☆ 火 7 自分自身の攻防アップ お邪魔戦術式 発動率 攻撃力アップ 中 備考:
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GS/153 C 水着の凛/lily white 女性 パートナー クリスマスイルミネーション 凛/lily white 女性 レベル 1 攻撃力 2500 防御力 5000 【勇気りんりん♪あなたの凛です!】《音楽》《スポーツ》 作品 『ラブライブ!』